あの手この手でヤングファミリーを取り込む
「コスト削減よりボリュームをしっかりとっていくことを考えている」(川野澄人社長)。ヤオコーの今期の方針は、一言で言えば既存店売り上げの維持だ。コロナ2年の特需で押し上がった既存店の売り上げを、外食などの他業態からいかに守れるか。原材料の高騰や電気代の急激な上昇に対しても、トップラインを高くすることでその影響を少しでも和らげたいと考えている。
そのために掲げた今期のテーマが、「お客さま満足度ナンバーワンへ、ジャンプする」だ。従来から取り組んでいる施策をさらに深め、価格政策のEDLP、生産性向上のカイゼン、商品力、販売力のサイクルを回し続けることで、着実にお客の支持を高めていこうということだ。