ニトリホールディングス(HD)はグループのIT・デジタル戦略を担う新会社ニトリデジタルベースを4月1日に設立、6月7日には新拠点となる目黒オフィス(958㎡)を、東京都目黒区の「ニトリ目黒通り店」6階に開設した。同日のお披露目・事業説明会には似鳥昭雄代表取締役会長兼CEO、白井俊之代表取締役社長兼COOらが出席した。

 新会社設立とオフィス開設の狙いは、グループのIT・デジタル人材、データサイエンティストが国内外から集結の拠点とするところにある。デジタルベース社の始動に伴い、IT部門・人材をさらに強化し、2021年度末のIT人材は350名、これを25年には2倍の700名に、32年には1000人に増やす計画だ。デジタルベース社は優秀な人材を確保するために、フレックス勤務、在宅勤務の導入、服装規定もなくし、募集給や給与体系も本体とは区別し、IT人材が働きたいと思える環境を整えた。「32年までに店舗数3000店、売上高3兆円という目標達成のためには、これだけの人数が最低限必要になる」(似鳥会長)との判断だ。

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