大手ECモール相次ぎ新政策を打ち出す

 経済産業省によると2020年の物販系EC市場規模は12兆2333億円(前年比21.7%増)となり、22年は20%拡大する(20年比)と予測されている。

 この成長市場を支えるのがラストワンマイルの利便性の高い配送サービスの進化だ。物流、料理宅配(フードデリバリーサービス)、リアル・EC小売り、外食、産地生産者などの事業者が自前、あるいは協働で、ITを駆使した様々なサービス(簡便操作、スピード、料金など)を強化し、激しいシェア争いを展開している。慢性的な物流・配達を担う人手不足、競争激化による宅配事業効率の低下などの困難な問題を抱えながらも、伸長が見込める市場と捉え、事業拡大意欲が衰える気配はない。リアル小売りやECモールプラットフォームはラストワンマイルを制することができれば、安定した成長が見込めると見ている。

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