日経POSセレクション2021ダブル受賞「ラカントS シロップ」をリニューアル

 日経POSセレクション2021のゴールド賞とセレクション賞に、サラヤの「ラカントS」が選ばれた。昨年の日経POSセレクション2020に「ラカントS顆粒」が低カロリー甘味料カテゴリー売り上げナンバーワンに選ばれたのに続き、今回はダブル受賞となった。308万点の全商品の中から上位420品の選出品として「ラカントS シロップ」がセレクション賞に、その中から上位50品に選出された「ラカントS顆粒」がゴールド賞を受賞した。

ドラッグストア向けの商品もパッケージを刷新して訴求力を高めた

「ラカントS」は安全性にこだわった100%植物由来の自然派甘味料で、砂糖と置き換えれば簡単にカロリーと糖質をカットできる。原料は漢方として古くから親しまれてきたウリ科の果実「羅漢果(ラカンカ)」から抽出した高純度エキスと、トウモロコシの発酵から得られる天然甘味成分「エリスリトール」の二つの天然素材から作られる。もともと糖尿病患者向けに1995年に開発されたものだが、近年では、美容・ダイエット層の間で人気が拡大。このコロナ禍における巣ごもり需要により、健康志向が高まりファミリー層や若年層を中心に支持が広がっている。

 またサラヤは、コロナ前から様々なメディアやSNSなどで、継続的に地道で丁寧なコミュニケーションを積み重ねてきた。その結果、有名パティシエや人気モデル、ユーチューバー、アスリートなどの間でファンが増え、「ラカントS」を使ったレシピの投稿などを通して20代、30代の新規ユーザーの獲得へとつながった。山田哲取締役コンシューマー事業本部本部長は、「使用者調査では、現在の購入目的は糖尿病対策が23%、健康維持が33%、美容・ダイエット目的が44%になります。特に『ラカントS』を美容・ダイエット目的で使用する層が拡大しました。その理由を調査すると老化原因となる糖化作用の認知が広がり、砂糖に代わる甘味料を摂取する意識の高まりから『ラカントS』が選ばれています」と解説する。

 甘味料市場の傾向としては、「使用しやすい」という理由から液状の購入構成比が高まっている。そこで「ラカントS シロップ」の味とパッケージを改良し、来年3月にリニューアル発売する。普段から液状タイプを使ってもらえるように甘みを感じやすくおいしくした。「冷やした飲み物などでも甘さを実感できるように味質を改善しました」(山田本部長)。パッケージでもさらにおいしくなったことに加え、自然派甘味料の特徴である「人工甘味料不使用」と「ラカントS」をより大きく打ち出し、新規ユーザーをさらに広げる狙いだ。

スーパーマーケット向け商品は、イラストを用いたパッケージデザインで親しみやすさを打ち出した

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