この連載では、健康食品の歴史を起源に遡り概観し、流通や規制の来し方を振り返ってきた。「健康長寿」という、いつの世も変わらぬ願望に少しでも近づくこと。人類の歴史において、最高の長寿社会を実現した日本においても健康食品やヘルスケア関連商材の市場がなお上向いていることは、それだけ根源的なニーズに触れているのだろう。一方で「玉石混淆」の幅も大きく、なおも怪しげなイメージが産業育成のネックとなっている。最終回は、市民権を得るためのポイントを整理して、解決法と未来展望を示す。

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