ローソンは11月30日から冷凍食品のメニューを拡大する。今回発売する商品は、解凍せずに食べられる冷凍デザート、容器ごとレンジで温めて皿への取り分けが不要な米飯やラーメン、生地にブランを配合した健康志向の冷凍ベーカリー、切り分けが不要な刺身や馬刺しなど計12品。

 コロナ禍による外出自粛の影響で、一度の買い物でまとめて購入するシーンが増えたことから、長期間保存ができ、好きな時に手軽に食べられる冷凍食品のニーズが高まっている。日本冷凍食品協会の調査によると、コロナ禍以前と比べて、男女ともに約3割が冷凍食品の利用頻度が増加。過半数が買い置きできる食品を購入するようになったと回答した。また、昼食の準備や利用するもので増加したものは男女とも3人に1人が「冷凍食品」と回答している。

 ローソンはこれまでも、素材や惣菜など従来のストックニーズに対応する冷凍食品に加え、即食型の商品も展開。現在、約110種類の冷凍食品を発売中だ。コロナ禍によるニーズの高まりを受け、ローソンの2020年度の冷凍食品の売り上げは、19年度に対し約2割伸長したという。

 ローソンでは20年10月に「ローソングループ大変革実行委員会」で12のプロジェクトを立ち上げ、「商品」「売場」「SDGs」「データ活用」「収益力向上」など様々な分野に関する改革を進めている。今回の冷凍食品メニューの拡大は、「商品」改革の一環であり、今後も変化するお客のニーズに対応していくとしている。

(トップ画面は、11月30日発売の「4種のマカロン」)