ローソンは4月15日、看板商品「からあげクン」の値上げを発表した。5月31日から、税込み216円を238円にする。値上げは1986年の発売から36年で初めて。

 からあげクンは累計販売数が今年3月で37億食を突破。定番の「レギュラー」「レッド」「北海道チーズ」「レモン味」に加え、地元の食材やご当地メニューをアレンジした地域限定フレーバー、アニメとのコラボなどこれまで延べ321種類を展開してきた。2014年には原料の鶏むね肉を国産若鶏むね肉100%に変更し、18年には唐揚げ粉に使用する小麦粉を国産小麦粉100%に変更するなど、品質向上に努めてきた。

 発売以来、原材料調達や製造方法の工夫、取引先の協力などにより、販売価格税抜き200円を維持してきたが、原材料価格の高騰、包材や輸送コストなどの上昇などで、価格の維持が困難となったことから値上げを決定した。今後、「フライドフーズ」「まちかど厨房」「日配食品」の一部商品でも、税込売価で6%程度値上げする予定だ。