業務用のコスト削減で利益を捻出

 コロナの影響が続く厳しい環境下で、三井食品の新体制が動き出した。今年6月、非常勤取締役だった三井物産の柴田幸介氏が新社長に就任。萩原伸一前社長は取締役にとどまり、柴田氏のサポート役に回る。

 柴田新社長に求められるのは業績回復と成長戦略への移行だ。2021年3月期の連結売上高は、前期比4.2%減の7857億円、経常利益は同22.7%減の16億円。近年着実に伸ばしてきた売上高は5年前の水準に低下し、経常利益は大きく落ち込んだ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから