収益強化に四つの「基」を固める

「物流に本気で取り組み続ける」。三井食品の2019年度決算説明会において、萩原伸一社長は、20年度から始まる3カ年の新中期経営計画(中計)の柱に、物流を据えることを表明した。前中計でも戦略の一つに掲げてきたが、新中計では積極投資に打って出る。具体的には今後5年間で1000億円超を投じる計画で、マテハンなどを含む、新たな機能を備えたインフラ拠点を構築するとともに、既存拠点を集約し効率化も進める。「なるべく共同配送をお客様と一緒にやらせていただき、商流はあくまで物流の延長線上で、お客様をサポートするための手段と位置づける。物流インフラを充実させて、お客様にありがたがられるような存在であり続けたい」と萩原社長は力を込める。

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