丸久のスマートカート導入効果ありと判断
リテールパートナーズが、グループ連携の強化を打ち出した。丸久(山口県防府市)とマルミヤストア(大分県佐伯市)の統合によって発足したリテールパートナーズの特徴は参画企業の独立性が維持されることで、2017年にマルキョウ(福岡県大野城市)がグループ入りした際にその強みが奏功した。
18年には連合体経営の手本ともいえるアークスと同社、そしてバローホールディングス(HD)の3社で提携を結び「新日本スーパーマーケット同盟」を結成。広域ネットワークの形成により、さらなる独立系食品スーパー(SM)を糾合する呼び水になると見られた。しかし、その後は一転M&Aは小粒なものに留まり業容拡大が鈍化。18年2月期から3期の売上高は、毎年2260億円台と判で押したような数字だった。