ECの体制強化で売り上げ倍増を目指す

 ライフコーポレーションが攻めの姿勢を強めている。その一つが、ビオラルの出店だ。昨年12月19日、関東地区1号店として東京・武蔵野市にビオラル丸井吉祥寺店をオープン、さらに今年2月には、改装オープンしたライフさいたま新都心店(さいたま市)に、ショップインショップの形で実質的な関東2号店を出店した。

 ビオラルは、有機や無添加などの商品の取り扱いを強化した自然派スーパーで、2016年6月に大阪市西区に出店した靱店が1号店だ。新業態ということもあり、開業からしばらくは苦戦が続いたが、18年の改装を機に集客力が向上。さらにコロナによる消費者の健康志向が追い風となり、昨年は業績も好調に推移。約4年半ぶりに出店した2号店の丸井吉祥寺店も、コンビニサイズで、精肉や鮮魚の取り扱いはなく、アイテム数も4000SKUと少ないが、デリを中心に人気が高く、「足元は計画を10~15%上回る売り上げで、お客様の評判も大変良い」と、順調な立ち上がりに岩崎高治社長も破顔する。

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