2月1日にミャンマーでクーデターが勃発してから約3カ月になる。クーデターの正式な発表は、朝8時の国営放送だった。しかし、6時前にSNSや口コミで知った人の多くがATMへ走り預金を限度額ぎりぎりまでおろしたため、出遅れた人は引き出せなかった。銀行は翌日には一部店舗で営業を再開したが、ATMには長蛇の列ができ、窓口は日時を指定した整理券を配っての対応となった。その後、段階的に引き出し制限が厳しくなったうえ、金融機関が抗議のゼネストに入り窓口業務はストップ。3カ月近く経った今も正常化しておらず、海外からの送金も非常に困難な状態となっている。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから