ウーバーイーツ、フードパンダと提携
ECとネットスーパー、飲食店とフードデリバリー事業者などラストワンマイルを制するための提携が拡大している。店舗主体だったコンビニでも新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに、お届けサービスへのニーズ対応が急務となった。
その中でもローソンは、いち早く自社コンビニ商品を消費者の自宅まで届けるフードデリバリー事業者との提携を模索。2019年8月にコンビニで初めて米国ウーバーテクノロジーズと提携し、消費者がネット注文した商品を「ウーバーイーツ」の宅配員が届けるサービスの実証実験を都内で開始した。
昨年4月の緊急事態宣言発出による外出自粛の影響で、宅配ニーズは急速に拡大。それを受けて導入店舗を一気に増やし、5月には440店舗、8月に約1000店舗規模まで取り扱い店を拡大している。今年1月時点では約1500店舗まで導入店舗は増え、これは単1チェーンとして国内最大級の宅配店舗数となる。現在は27都道府県の一部と、都内23区のほぼ全域で受注体制を整えている。宅配範囲も当初の都市部から住宅地まで広がった。