受け取り拠点「めーむひろば」が拡大

 コープこうべの2019年度決算は、売上高にあたる供給高が2460億円(前年比0.8%増)、経常利益にあたる経常剰余金が26億円(15.0%増)の増収増益で着地した。消費増税のシステム対応など、単年度固有の経費増により減益を見込んでいたが、年度末に向けた企画強化や新型コロナウイルスによる内食需要の高まりがプラス要因となった。

 この間、店舗の客数も伸びたが、組合員にあてにされたのはやはり宅配だ。4月の宅配供給高は前年比128%、5月は118%と伸長(店舗は4、5月とも113%増)。新規加入者の流入も増えたが、実は今まで店舗しか利用したことのなかった組合員が「混んでいる店に行くのは不安」、「できれば出歩きたくない」と新たに宅配を利用するケースも増えたという。

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