新シリーズ展開や専門店商品の投入で女性客を獲得

 専門店をベンチマークにしたバスクチーズケーキなど話題のコンビニスイーツがチルドデザート市場の拡大を牽引している。デザート市場ではスーパーマーケット(SM)の伸び率をコンビニが上回り、売上高でもSMに迫っている状況だ。男性客の割合が多いファミリーマートでは、女性目線のワンハンドスイーツや有名専門店とコラボしたスポット商品の開発を活発化。新型コロナウイルスの影響でついで買いが減っている男性客への訴求に加え、新たに女性客の獲得も図ろうとしている。

 今年4月から6月の足元の3カ月は、新型コロナによる巣ごもり需要を捉え、PBのチルドデザートは前年同期比で105%前後の伸びを見せ、好調に推移しています。当社全体では、駅前立地の店舗を中心に既存店の売り上げが伸び悩んでいますが、デザートカテゴリーは住宅立地の店舗の売り上げ拡大が全体に寄与しています。その中でも自宅用に同じ商品を複数個購入されるお客様が増え、特に250円前後で単価が高く家庭で楽しめる「スフレ・プリン」などの高級カップスイーツが牽引役となっています。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから