環境汚染の深刻化で健康意識が向上

 小売業界において、仏独英、それにオランダからの侵攻が激しいベルギー。スーパーでは、仏のカルフール、独のアルディやリドルに激しい競争を仕掛けられながらも、デレーズやコルロイトなどベルギー起源のチェーン店が、創始者ファミリーの個性あるコンセプトを貫いて健闘している。一方、ここ20年ほどの間に、有機専門のスーパーが著しく伸び、確固たる位置を築いてきた。近年ではその市場の伸びに目を付けた大手スーパーグループが、店内の有機コーナーを拡充したり、傘下に有機に特化したサブ・チェーンをスタート。「有機」スーパーは、コロナ禍にもかかわらず堅調で、今後が期待される。

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