好調な調剤事業がけん引し2桁の増収増益を達成
小売業の中で唯一の成長産業とも言えるドラッグストア業界。2019年の市場規模は前年比5.7%増の7兆6859億円となり、25年には10兆円に達する見通しだ。ただ、寡占化もすでに始まっており、上位10社で市場の7割強を占める。その一角を占めるウエルシアホールディングス(HD・以下ウエルシア)とスギHD(以下スギ)が2020年2月期決算を発表。いずれも2桁の増収増益と、好調な業界を象徴する決算数値をたたき出した。
今回の決算でツルハHDを抜いてトップに返り咲いたウエルシアの売上高は前年比11.4%増の8682億8000万円。一方、業界6位のスギの売上高は同11%増の5419億6400万円となった。