電子タグ不要の無人決済システムを構築
2020年3月23日、新たに開業するJR高輪ゲートウェイ駅に無人決済店舗「TOUCH TO GO（タッチトゥーゴー）」がオープンする。60㎡ほどの店内では、弁当、サンドイッチ、飲料、菓子、加工食品、雑貨といったコンビニ商材約600品目を販売。カメラとセンサーが商品やお客の動きを読み取り、お客が商品を持って決済ゾーンに立つと、購入する商品の一覧と代金をモニターに表示。お客が内容を確認してICカードをタッチすると支払いが完了する仕組みだ。
海外の無人店舗の多くは利用する際、事前の登録やアプリのダウンロードが必要だが、ここはそうした手続きは必要なく、交通系の電子マネーがあれば誰でも利用できる。支払いをせずに店を出ようとすると、ゲートが開かないことで万引きも防止する。同店を運営するタッチトゥーゴーの阿久津智紀社長は、「アプリをダウンロードしての買い物はハードルが高く、利用者が限られてしまう」と指摘。事前の手続きなしに迅速に買い物ができる利便性を提供することで広く利用者を取り込む。
