クスリのアオキホールディングスは8月7日、同社株を14%保持する香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントがウェブサイト上で公表した資料・主張について、取締役会としての見解を発表した。
オアシスは7月29日(日本時間)、「アオキを守るために」と題した資料を公開し、クスリのアオキのガバナンスや取締役会運営に疑義を呈示。青木宏憲社長の再任議案への反対をアオキ株主に要請していた。
これに対しクスリのアオキは、「株主、ステークホルダーに誤解を生じさせる内容」と反論。特に、資料内で取締役会議事録の内容が引用されている点について、「会社の重要な秘密情報を含む可能性があり、不特定多数への開示は不適切」と主張。また、係争中の訴訟に関連する外部専門機関のデータが無断で公開されたことについても問題視した。
さらに、市場区分変更を巡る意思決定や取締役候補者の選任をめぐり、オアシスが「反対した取締役の排除」や「独立性に欠ける社外取締役候補の選任」などと指摘したことに対しても、「根拠のない一方的な憶測」と反論。取締役会では各役員の意見を踏まえた上で議論・決議を行っており、新任取締役候補についても中期経営計画の達成に必要な人材を検討した結果だとしている。
クスリのアオキは今後も透明性の高い企業運営とコーポレートガバナンスの徹底を進め、企業価値向上に取り組む方針を示した。引き続き、アクティビスト株主と企業の対立のゆくえが注目される。















