米アパレル大手ギャップ(傘下ブランド:オールドネイビー、ギャップ、バナナ・リパブリック、アスレタ)は、オンラインショッピングをよりシンプルで安心できるものにする二つの新しいAI技術を発表した。ボールド・メトリクス社のエージェント・サイジング・プロトコル(AIエージェントがユーザーに代わって衣服や靴などのサイズを正確に測定・選択する仕組み)によるパーソナライズされたフィット推奨と、グーグルの新しいユニバーサル・コマース・プロトコル(UCP)のサポートにより、よりシームレスな会話型のエージェンティック・コマース体験を可能にする。
多くの小売業者が個別にAIユースケースのテストを続ける中で、ギャップは全体を通じてAIをサポートするようにデジタル基盤を再構築した。統一されたグーグル・クラウド・データ、AI対応アーキテクチャ、規律あるガバナンスを活用しながら、同社はすべての顧客体験全体でAIを進化させている。副次的な取り組みとしてではなく、運営モデルの一部として実施しているのである。
サイズの不確実性を解消、購入時点で個別推奨を提供
ギャップ最高技術責任者のスヴェン・ゲルジェッツ氏は、「私たちは目新しさのためにAIを追求しているのではない。今回のパートナーシップは、実際の顧客の問題を解決するためのもの。買い物客が(服や靴の)正しくサイズを選べ、購入しやすくするための支援。また、当社が構築してきた包括的なAI戦略を反映したものでもあり、企業全体にインテリジェンスを体系的に展開し、長期的に測定可能な価値を生み出すことを目指している」と述べた。
自分の体に服のサイズが合わない問題は、オンラインでアパレルを購入する際の主要な障壁のままである。そこでギャップはボールド・メトリクス社の技術を通じて、予測的なサイズガイドをAIを活用したショッピングフローに直接組み込んだ。
静的なサイズ表に頼るのではなく、顧客は会話体験内で、購入準備ができた瞬間にパーソナライズされたサイズ推奨を受け取る。フィット感に関するインテリジェンスを購入プロセスに統合することで、ギャップはサイズ選びをエージェンティック・コマースの中核機能にしている。
買い物が従来の検索エンジンからAI駆動の回答エンジンに移行するにつれ、ギャップは自社ブランドが会話型AI体験内で正確に、かつすぐ購入可能な状態で表示されるように努めている。UCPを通じて、ギャップは顧客がどこで買い物をしようとも、AIネイティブな環境においてシームレスな決済が可能な商品を提供することで、顧客のニーズに応える。顧客は、グーグル検索やジェミニアプリのAIモードを利用して検索しながら、ギャップの商品を購入できるようになる。
予測でのサイズ選定とAIネイティブ・コマースを組み合わせることで、二つの障壁、つまり適切なサイズの選択から購入完了までの面倒さを軽減しているのである。
















