トライアルホールディングスは、グループ全体のEC事業を統合・強化すべく、新会社「TRYU(トライユー)」を設立し、北海道札幌市で「TRIALネットスーパー」の本格展開に乗り出す。昨年グループ入りした西友とそれぞれの強みを掛け合わせ、ネットスーパー事業を最短距離で成長軌道に乗せたい狙いがある。

 トライユーは、トライアルグループのEC事業全般の企画・運営を担う中核会社として発足した。最大の特徴は、西友が25年以上にわたり蓄積してきたネットスーパーの運営・収益化ノウハウを生かす点にある。西友における実践知と、トライアルの店舗網や商品力を組み合わせることで、グループとしての横断的なEC戦略を加速させる。

 札幌市での展開は、その第一弾となる。今年2月末より順次、市内のトライアルsmart琴似店、スーパーセンタートライアル手稲店、メガセンタートライアル伏古店でサービスを開始。4月3日からはスーパーセンタートライアル厚別店でも受注を開始した。今後配送エリアをさらに拡大し、都市部におけるネットスーパー需要の取り込みを狙う。

 ネットスーパーで扱うのは、生鮮・日配・惣菜・加工食品・日用品など約1万3000品目。トライアルのPBに加え、西友の「みなさまのお墨付き」もラインアップする。入会費・年会費はともに無料で、注文は専用アプリやパソコンから24時間可能。決済方法はクレジットカード。最低注文金額は税抜2000円以上で、配送料金は通常300円だが、購入金額5000円以上で無料となる。

 今後トライユーは、札幌市内でのエリア拡大に加え、福岡市内のメガセンタートライアル福岡空港店、トライアルsmart今宿店で展開しているネットスーパーサイトをリニューアルし、さらに九州・関西・関東エリアへもサービスを拡大していく計画。さらにネットスーパーにとどまらず、クイックコマースやギフト通販などEC領域全体での事業拡張も進める方針だ。