アイ・グリッド・ソリューションズは9月10~12日に開かれた「国際物流総合展2025」にて、物流施設の脱炭素・コスト削減を支援する太陽光オンサイトPPAをアピールした。
アイ・グリッドは全国1200カ所以上の小売店舗や物流施設などの屋上や駐車場に太陽光発電設備を置き、作り出した電力を供給する「オンサイトPPA」の事業を展開している。同社のオンサイトPPAは、AIを活用した独自のプラットフォームにより、使い切れなかった余剰電力を蓄電池にためて必要な時に放電したり、他施設や家庭に融通したりできる点に特徴がある。
屋根に太陽光パネルを設置して発電する場合、屋根の広さに比して施設自体の電力使用量が少ない常温物流倉庫などでは、余剰電力が発生しやすいと言われる。アイ・グリッドはこうした施設にも、屋根の一部分ではなく、全面へのパネル設置を提案。余剰電力の活用と組み合わせることで、再エネのコスト効率を高め、環境対応と電力コスト削減を両面で支援する。