ヤオコーはこのほど、AI活用により商品判別から食品表示ラベル発行までを自動化する仕組みをヤオコー西大宮店(さいたま市)に導入した。
ヤオコーが導入したのは、ラベルプリンター大手のサトーが開発した「AI画像スキャン値付け」だ。AIカメラで商品を認識し、適切な食品表示ラベルを発行する。これまで人が行っていた「商品と指示書の照合」工程をAIが代替し、オペレーション全体の時間を短縮。商品知識が浅いスタッフでも正確なラベル発行が可能となり、業務の属人性を解消する。また1商品あたり5枚の画像登録でAIが商品学習を行うため、商品変更の登録も容易。1店舗で登録した商品情報は、全店舗にリアルタイムで反映されるため、運用の一元化と効率化も実現する。
ヤオコーはインストアベーカリーでの実証実験を通じて有用性を確認したことから西大宮店へ本格導入、1日約150種のベーカリー商品のラベル発行に活用している。今後は導入店舗の拡大も視野に入れるとしている。