ヤオコーは9月6日、埼玉県久喜市に「久喜吉羽店」をオープンする。

 新店舗は、JR「久喜駅」東口から徒歩約20分、東北自動車道「久喜IC」から約15分の場所に立地する。周辺は商業施設や学校、団地などの生活拠点となる施設が多く、1次商圏(1km圏内)に1万6千人が住まう人口密集エリアだ。

 久喜吉羽店は“ミドルシニア層に特化した北エリアの旗艦店”として、商品価値を深める取り組みや、新サービスの提供を始める。例えば、バイオーダーで出来立てを提供する「YAOKO Deli & Café」の導入や生鮮の提案に特化したクッキングサポートを設置するほか、ペット入店可のテラス席を用意するなど、コミュニティスペースも広く設けている。

 売り場面積2947㎡(891坪)の店内では、生鮮、グロッサリー、デリカを中心に、バラエティー豊かな商品を展開する。

 生鮮三品は鮮度をウリとし、精肉は、肉の旨みと脂の甘さにこだわった「三元豚(国産)」を訴求するほか、希少部位を使った生肉の冷凍、尾熊牛の旨味を生かした手づくりハンバーグなど、ヤオコーならではの商品を提供する。 鮮魚は、豊洲市場から仕入れた魚の品揃えを充実させるとともに、魚惣菜や鮮魚鮨も販売。また、クッキングサポートとも連動し、魚の知識が豊富なスタッフによるメニュー提案など、接客を強化する。青果では女子栄養大学の学生考案の「おかずサラダ」を新たに発売する。

 デリカは新導入する「YAOKO Deli & Café」 を大きく訴求。モーニングセットでは、ベーカリーの名物商品「ロイヤルブレッド」を使用したセットメニューを提案するほか、ランチでは、惣菜の名物商品「手仕込みロースとんかつ」「手仕込みロースかつ丼」を定食バージョンで提供する。 

 一方平場で提案する惣菜は、店内仕込みのアジフライや冷惣菜、ポテトサラダなどを中心に出来立てを強化。インストアベーカリーでは、鉄板調理の厚焼きたまごフライカツやナポリタン、自社製造のローストビーフを挟んだサンドイッチやドッグパンを新たに提案する。

 このほか、住居関連では、ペットフードやペット用品の ラインアップを強化し、健康を意識したフードや散歩関連の商品を豊富に取り揃えた。