業務用食品卸のトーホーは、6月12日、(有)三協食鳥(岡山県津山市)を中心とする三協流通グループ6社が合併して新設する(株)三協食鳥(神戸市)を子会社化すると発表した。
三協流通グループは、京阪神・中国地区を主要マーケットとして、ブロイラー他、国産鶏肉を中心に畜産品の生産・加工を行い、外食産業や学校給食、食品スーパーなどに販売している。グループ6社の24年3月期の売上高は約99億円。
トーホーでは、冷凍を中心に鶏肉商材などを取り扱っているが、新設合併会社を取り込むことで、国産チルド商品を取り扱えるほか、外食事業者のニーズに応じた加工を行えるなど、商品力の強化にもつながると判断、買収を決めた。
新会社の設立は今年9月1日の予定で、その後、9月中旬から10月上旬をめどにトーホーは新会社の全株式を取得した上で子会社化する。株式の取得費用は、4億400万円を見込む。