「100円」に縛られていたPBバリューライン
ローソンストア100がブランド戦略の刷新に乗り出す。最重要テーマの一つが、ポジショニングが曖昧になっていたPBの再構築だ。元々コンビニの利便性とスーパーの値頃かつ豊富な品揃えの両立を武器にしてきた同社だが、近年はイオン系のミニスーパー、まいばすけっとの躍進などもあり苦戦を強いられている。商品力に磨きをかけることで、競争力の再強化につなげたい考えだ。
生鮮コンビニのSHOP99を前身とする同社は、2005年に「ストア100」の屋号で1号店をオープン。今年で20周年を迎える。当時は100円前後の価格帯を中心としており、同年に展開したPB「ローソンバリューライン」もキャッチコピーに「価値ある100円」を謳っていた。