従来の商品設計がトレンドに合わなくなっていた

 ローソンが3月に発表した新PB「3つ星ローソン」の本格展開が始まった。今後、弁当などの中食を含むすべてのオリジナル商品はカテゴリーを問わず、このワンブランドにほぼ集約されていく。中で販売サイクルの短いデイリー商品は6月までに従来品から切り替えを済ませる計画で、すでに中食の棚は新しいパッケージの商品が大勢を占めている状況だ。

 新商品も続々登場している。5月13日に発売したのが「大きなサンドイッチ」だ。生クリームを配合したやわらかな食パンを使用することでパンの耳をあえてカットせず、通常のサンドイッチより生地を大きく切り出し、その分具材も増やした。従来品と比べて約100gの増量で、1gあたりの価格は割安となっている。「野菜照焼チキン」「オムレツ」の2種のラインアップで価格は各430円(税込み、以下同)。消費者の節約志向が強まる中、1品でも満足感のある商品で需要を開拓する構えだ。

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