10億円売る単品が315品まで拡大

 17年間ぶれることなく挑み続けた結果と言えよう。セブン&アイ・ホールディングス(HD)のPB「セブンプレミアム」が、2024年度に年間販売額で1兆5000億円に到達した。執行役員最高商品戦略責任者兼グループ商品戦略本部長の北村成司氏は「あくまで一つ一つの商品がお客様にどれだけお買い求めいただけるかを重視してきた結果」として、総額はその積み上げであることを強調する。

 実際、セブンプレミアムの売り上げを支えているのは単品の強さだ。アイテム数は24年度末で3460。そのうち、1品で年間10億円以上売れる商品が315アイテムある。今でも伸び続けているカップ麺の「蒙古タンメン中本」を筆頭に、パンの「チョコチップスティック」「スティックメロンパン」、冷凍食品の「たこ焼」「鍋焼うどん」「手羽中唐揚げ」、セブンカフェにペット飲料の「一緑茶」、発泡酒の「ザ・ブリュー糖質ゼロ」、セブンプレミアムゴールドの「金のハンバーグ」「金の豚角煮」「金のビーフシチュー」「金のボロネーゼ」「金のマルゲリータ」「金のアイスあずき最中」などなど。

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