三菱地所と三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャルの3社は5月20日、東京都葛飾区東金町一丁目西地区にて、権利者と推進している再開発事業の街区名称を「クロス金町」、商業施設名称を「MARK IS 葛飾かなまち」に決定したと発表した。

 本計画は、JR「金町」駅北口の西側に位置する約3.0haのエリア開発で、2段階に分けた工事を計画している。I期では、商業施設の一部および自動車教習所が入る低層部を建設し、今年7月先行オープン。その後、II期工事区域の既存建物の解体工事を行い、高層部(住宅棟)、商業施設・公益施設(商業棟)を建設、2030年11月に竣工の予定。

 7月中旬オープンの商業施設の低層部は、地下1階を駐車場とし、1〜4階の4フロア構成。テナントは、地域住人の生活ニーズに応えた、アパレル・生活必需品や生鮮・ スイーツのグルメ店舗など、バラエティ豊かな約50店舗が出店する。

 中で1階は、 本再開発事業の従前出店者として49年間営業を続けていた「イトーヨーカドー金町店」が「ヨークフーズ MARK IS 葛飾かなまち店」(冒頭写真、イメージ図)として再出店する。生鮮食品のほか、地元のスイーツ店など、幅広いジャンルの食料品を取り扱う。また、日用品が揃うドラッグストアも出店予定だ。

  2階の「デイリーユース」のフロアは、家電とおもちゃの大型専門店「ジョーシン」が入居するほか、3階では、フードコートや関東初出店の「すみっコぐらしあそびスタジオ」、アミューズメント施設「ナムコ」(予定)など、ファミリー向けのフロアとなっている。

 そして4階は、金町自動車教習所が場所を変えて再オープン。普通免許から高齢者教習まで幅広い年代の利用が可能だ。