日本と韓国のコンビニチェーンが、人口が集中するベトナム都市部でしのぎを削り、利益の確保にやっきになっている中、現地のコンビニウィンマートプラスを展開する、ウィンコマース(WCM、冒頭写真)は、地方に目を向け、伝統的なベトナムの生活様式に合わせた店舗で事業の立て直しを実現している。
WCMの親会社でコングロマリットのマサングループは、2019年12月、別のコングロマリットのビングループから赤字小売事業の87%を買収し話題を呼んだが、この決定が正しかったことが、昨年下半期のWCMの業績回復でようやく証明されたようだ。