神戸物産は1月22日、ADEKAの連結子会社である上原食品工業(東京都荒川区)の子会社化を発表した。取得価額は7億円。
1954年設立の上原食品工業は、製パン・製菓用のフラワーペーストやバタークリーム、レトルト調理食品などの製造会社。2024年3月期の売上高は前年比12.2%増の15億6400万円と増収であるものの、2期連続の営業赤字が続いていた。
神戸物産は今回の子会社化の狙いについて、「関東方面における商品製造拠点としてPB 商品をより充実させるため」としている。
今後の見通しについては、中期的な事業拡大が見込まれるものの、25年10月期の連結業績に与える影響は軽微とコメント。なお、株式譲渡実行日は4月1日を予定している。