イオンリテールは、12月12日、京都市右京区に「イオンスタイル嵯峨野小町」をオープンする。京都市北西部ではイオンスタイルは初出店となる。

 同店は、店舗面積668㎡(約208坪)の小型店。京福嵐山本線、有栖川駅から徒歩3分の住宅地立地で、半径1km圏内には子育てファミリーとシニア世代が多く、京都市全体の平均と比べて2人以上の世帯が多い。一方、競合も多く、800m圏には、地場のフレスコ3店舗(帷子ノ辻店、にっさん太秦店、SAGA店)のほか、万代やエムジーショップもある。

 そのため、イオンスタイルでは、地域の味の品揃えを充実させると同時に「時短・簡便」を切り口にした商品の展開で利便性を訴求、新天地での支持獲得を狙う構え。

 地域の味では、地場生産者の農産物や京都市中央卸売市場から仕入れた京野菜、京都舞鶴漁港からの旬の鮮魚などを取り揃えるほか、西京焼き、聖護院大根のサラダなどの惣菜類もラインアップ。さらに、「丸漬」の漬物や「京菓子司 よし廣」の和菓子など、地元の名店の商品も導入する。一方、時短・簡便ニーズには、即食の惣菜やベーカリーのほか、PBトップバリュのパウチ惣菜「レディミール」で対応する。