サンスターがプレミアム化の促進でオーラルケア市場を深耕している。
同社の主力オーラルケアブランド「GUM(ガム)」は、今年3月に投入した「ガム・プレミアム」シリーズが牽引役となり、1~4月のブランド売り上げが前年同期比120%と大幅に伸長した。新商品のハミガキペーストでは「重度の歯周病である歯周炎まで防ぐ」機能性を前面に打ち出し、ハブラシでは「力の入れすぎを自動補正する」独自機構を訴求。結果、カテゴリー別の実績では、ハミガキ(136%)、ハブラシ(122%)が絶好調、また液体、歯間もそれぞれ伸び、ブランド全体が底上げされた。
下期に向けては、マス広告と店頭展開の連動をさらに強化する計画。インパクトのある広告をフックに、売り場ではガム・プレミアムの金のパッケージを生かした“金の壁”を形成することで、認知を最大化するコミュニケーション戦略を展開する構えだ。
一方、美白領域を担う「Ora2(オーラツー)」は市場環境が追い風だ。美白ハミガキ市場は2019年から右肩上がりに拡大中。その中で同ブランドは販売金額シェア首位を維持している。1~4月のブランド実績は前年同期比101%と堅調。やはりハミガキ、ハブラシが成長を牽引しており、マウスウォッシュ、歯間清掃具は減少したものの、マウススプレーは110%と伸長した。
オーラツーでも成長のカギはプレミアムだ。新CMの投入で認知を広げるほか、人気恋愛リアリティーショー番組とのタイアップやSNS連動により、特に若年層からオーラツー・プレミアムを使ったステインケアを浸透させていく狙い。
こうしたブランド別戦略と並行し、足元では例年の「歯と口の健康週間」(6月4日~10日)に合わせたキャンペーンも展開中だ。購入レシート応募によるポイント付与や抽選キャンペーンを実施。期間は6月15日まで。今回は「はじめよう本気のプレミアムケア」をメッセージに掲げ、ガム・プレミアム、オーラツー・プレミアムの購入で当選確率を高める仕掛けも設けた。高付加価値品のトライアル・定着化を促し、サンスターはオーラルケア市場の活性化を推し進める。

















