「メーカーと顧客の架け橋」になる――。サミットがこう位置付ける「新商品人気コンクール」の入賞商品が発表された。

 同コンクールは、前年1年間に発売された新商品の中から、売り上げ上位商品を、「生鮮食品」「オリジナル半調理品(生鮮)」「加工食品」「菓子」「デイリー」「オリジナル商品(グロッサリー)」の7部門で選出。それをサミットの顧客で構成される消費者モニターが試食・試用し、投票で入賞商品を選ぶというもの。

 今回は、昨年1~12月に発売された新商品115品目がノミネートされ、このうち28商品が入賞。地方の中小企業から大手のナショナルブランドメーカーまで、様々な規模の企業の人気商品が選ばれた。

 2月24日に都内のホテルで開催された入賞企業感謝式では表彰式が行われ、登壇した入賞企業の代表者の一人は、「淘汰が進む業界にあっても、素材にこだわりおいしい商品を作ることに力を入れてきた。今回それが評価され、とてもうれしい。新たな道が開けた」と喜びを語った。

入賞企業を表彰する感謝式を開催した

 表彰式に続き、消費者モニターとメーカーとの意見交換会も行われた。過去にはここで出されたモニターの意見を元にパッケージ変更した例もあるといい、各メーカーの参加者は、エンドユーザーであるモニターの意見に熱心に耳を傾けていた。

表彰式の後はモニターとの意見交換会も開催

 サミットの新商品人気コンクールは、1981年に、「新商品ベスト10」の名前で始まった。当時、「メーカーの商品よりも自分達で作った料理の方がおいしい」といったお客の声が多かったことから、サミットは、メーカーの商品の魅力を消費者に伝える架け橋となるべく、コンクールを企画したという。

 商品の審査に当たるモニターの制度は78年からスタート。店舗の出店や改装などを中心に店舗を評価する店舗モニターのほか、商品の評価をする本部モニターがあり、現在、290人がモニター登録をしている。今回の新商品人気コンクールでは、84名のモニターが審査に臨んだ。

 なお、今回の入賞商品は、2月18~20日まで一部店舗を除く、サミットストア全店で入賞商品紹介セールを実施したほか、専用チラシでの紹介も行った。サミットの広報担当者によれば、「売り手のサミットではなく、同じ立場の消費者モニターが薦める商品なので説得力があるとして、購入されるケースもあり、売り上げも伸びている」という。

 取り扱い点数が多いスーパーでは、優れていても消費者の目に止まらない商品もある。サミットの取り組みは、そうした商品にも顧客の目が向くような役割を果たしていると言えよう。