ロピアを展開するOICグループは8月4日、宮城県にある食肉加工専門会社・古川ミートを子会社化したと発表した。今後、こだわりの肉を全国に届ける体制の強化やPBの開発に取り組む。
1978年創業の「古川ミート」は、東北各地から仕入れた畜産物を自社で加工し、日本全国へ販売しており、「IFFA食肉加工コンテスト」において3大会連続で金賞を受賞するなど、食肉加工に高い技術力を有している。肉本来の味が濃いと評判の親豚を加工した「大貫肉(たいかんにく)」にこだわりを持ち、大貫肉を使用したハム・ソーセージ製品は国内のみならず国際的に高い評価を受けている。
今後は、協業による具体例としては、古川ミート製造の仙台牛タンやハム・ソーセージを、「ロピア」やグループ会社である「スーパーバリュー」各店で展開するほか、両社の製造力を掛け合わせ、PB商品を開発、販売するなど。
また、OICグループの「平野養豚」や「利恵産業」などの協働により、生産・製造、貿易、卸、小売、外食まですべて自社グループ内において一括で行うことができるほか、製造過程で生じる副産物を生かした商品開発も検討予定で、東北をはじめ全国への小売展開も視野に入れている。