奈良市は5月27日、道の駅「針T・R・S(テラス)」の再整備事業について、イオンモールを事業協力者として選定し、基本協定書を結んだと発表した。
昨年10月、公募型プロポーザル方式により、イオンモールを優先交渉権者として選定していた。今回締結した協定書には、施設の再整備を通じた地場産品の振興や地域雇用の創出などが盛り込まれている。
針テラスは奈良県東北部の標高450mにある大和高原の名所で、西日本最大級の規模を誇る道の駅。イオンモールにとって道の駅のリモデルは、商業施設運営のノウハウを生かした新たな事業機会となりえる。
今後イオンモールは25年度中に再整備計画を作成し、奈良市に提案する。市はその内容を踏まえ、再整備事業者を決定する。再整備期間は26年度から29年度までで、30年度の新施設供用開始を目指す。