※5月28日11時、タイトルを修正しました。誤った内容を記載してしまい、失礼いたしました。
簡便即食を強化し、若い単身世帯を開拓
マルエツが都内出店を加速している。4月18日に開店した「マルエツプチ港南3丁目店」(港区)に続き、24日には、板橋区に「マルエツクロス大山店」をオープン。これで都内の店舗は152となり、全308店舗の半数まであと2店舗に迫っている。
クロス大山店の立地は、東武東上線「大山駅」の西側300mほどの「大山町クロスポイント周辺地区再開発」エリア。タワーマンション低層階の商業区画「クロス大山サウス」の1、2階への出店だ。タワーマンションはサウスとノースの2棟合計で327戸あり、また、店舗の500m圏内の人口は1万8000人を超える。潤沢なマーケットだが、それだけにライバルも多く、300m圏内だけでよしや大山店、スーパーみらべる大山店、大曽ストアー、コモディイイダハッピーロード大山店と競合店が4店舗もある。そこでマルエツは、地域生活者のニーズにきめ細かく対応することで差別化を図る構え。商圏は20~39歳の若い世代の構成比が高く、また、6割が単身世帯であることから、この層の需要が大きい簡便即食の品揃えを充実させた。