ミニストップは店内で絞り出して提供するソフトクリームを4月4日より全店で刷新する。北海道産の原料にこだわり、濃厚なミルク感をさらに高めた。併せて、商品名やコミュニケーションの打ち出しも新しく変えることで、若年層を中心としたお客からの認知向上を狙う。

ミルク感が増した新ソフトクリーム

 ミニストップはソフトクリームを1980年の開業当初から販売している。リニューアルを繰り返し、品質を高め続けることで、看板商品にまで育て上げてきた。

 一方、消費者に「ソフトクリームを食べたい時に利用したい店舗は」と尋ねた同社の調査によると、他のコンビニやハンバーガーチェーンなどに競り負け、第一想起になっていないことが判明した。4月2日の発表会に登壇した藤本明裕社長は「特に若年層において“ミニストップといえばソフトクリーム”のイメージが低下傾向にある」と反省。「今一度認知を高め、再成長を図る必要がある」と現状の課題感を述べた。

 今般踏み切った5年ぶり7回目の大型刷新では、まず原料を見直した。これまでも使用していた北海道産生乳から一歩踏み込み、十勝産の原料を厳選。生クリームの配合量も高め、乳脂肪分を過去最高の5.5%まで引き上げることで、濃厚かつミルク感が感じられる味わいに仕上げた。なお、価格は税込313円と従来から据え置いた。

 開業当時から不変だった商品名「ソフトクリームバニラ」も、この度「北海道ミルクソフト」に変更した。さらに、ソフトクリームを食べて笑顔になる、気分が“ソフト”になるといった情緒的な価値を伝える新コンセプト「きょう、ソフトになろう」を策定。環境に配慮した「食べるスプーン」の訴求なども含め、同社のソフトクリームの価値を改めて幅広い世代に発信していく方針を示した。

新コンセプトの打ち出しにはモデル・俳優の紺野彩夏氏を起用

 また、今年度はソフトクリーム専門店「MINISOF(ミニソフ)」の出店も加速する意向だ。100店の展開を目指し、一時期30店近くまで増加したが、現在は7店に縮小している。オペレーションやメニューの見直しなどで収益改善のめどがついたことから再び拡大を目指す方針で、今年度は10店をオープンする計画だ。

(冒頭画像は右からミニストップ藤本明裕社長、発表会に登壇したお笑いコンビ「シソンヌ」の2人、ミニストップ仲澤光晴取締役商品・デジタル担当)