物流が抱えるコスト高は半端なものではない。同社の10年先を見据えた長期ビジョン「つなぐ力で人と社会のミライを創る」は、その危機感から来る解決策。だが、目指すところは、メーカー、小売業のつなぎに留まらず、情報、モノ、人をデジタルで、業種や慣行を超えた協働へ、グローバルで価値商品をつなぐ等々で新たな中間流通業へ脱け出すことにある。異業種連携、価値商品発掘、物流新モデルの開発もその先駆けと言える。(インタビュアー・栗田晴彦)
同業より異業種の方が連携しやすい
――持続可能な物流網構築の一つとして、昨年9月、薬王堂の食品と日用品の一括物流を開始しました。
吉田 薬王堂さんとは十数年前から、物流のコラボレーションをやっているんです。日用品全般の物流業務を受託させていただいていて、サプライチェーン改革とか店舗のオペレーションをいかにローコスト化するかといったことをずっと一緒にやってきたんですね。薬王堂さんとのコラボで「サプライチェーンイノベーション大賞」などを受賞してきた歴史もあります。食品との一括物流も、この長年の取り組みがベースにあって、その中で自然発生的に出てきたことなんです。