アルピコホールディングス(以下HD、長野県松本市)、セイノーラストワンマイル(東京都中央区)、エアロネクスト(東京都渋谷区)、NEXT DELIVERY(山梨県小菅村)は1月31日、新スマート物流の長野県全域への拡大と地域課題の解決などを目的に、業務提携を締結した。平常時の地域物流ネットワークの強化や買い物弱者対策、災害時の被災地への物資輸送など、県民生活や地域経済基盤の強化を図る。

協定の目的と内容は、①長野県全域におけるスマート物流の導入と推進、②同県全域における買い物支援とドローン配送を含めた共同配送の拠点および体制整備、③平時に加え、災害時にも物流ドローンなどを活用して緊急物資配送をスムーズに実現できる「SkyHub」(エアロネクストとセイノーHDが共同開発)の構築と運用の3点。
連携協定締結式でアルピコHDの佐藤裕一社長は「当社は長年にわたり地域社会に根ざしたサービス(スーパー事業やバス・鉄道事業など)を提供してきた。昨年からドローン事業にも参入しており、先行する3社との提携で、地域社会にさらなる貢献ができると考えている」とコメントした。なお同社とNEXT DELIVERYは2023年9月、同県茅野市蓼科地区の別荘地エリアにて、ネットスーパーと連携したドローン配送の実証実験を実施している。
(写真向かって左よりセイノーラストワンマイルの河合秀治社長、アルピコホールディングスの佐藤裕一社長、エアロネクスト、NEXT DELIVERYの田路圭輔社長)