長野県の地場スーパー「デリシア」を運営するアルピコホールディングス(HD)は12月25日、東京証券取引所スタンダード市場に新規上場する。11月21日、上場が承認されたと発表した。
アルピコHDは2008年に設立。事業内容は幅広く、小売、運輸、観光を中心とした企画や管理、運営を行っている。
小売部門の中核を担う「デリシア」の2023年度の売上高は約712億円、営業利益は約16億円。地盤の長野県で67店舗(内外食事業7店舗)を展開している。
近年は、無人店舗やネットスーパー、移動販売など販売チャネルの多様化を進めており、地域密着を強化。グループが持つ、バス事業や別荘地運営などとの連携で相乗効果を狙う取り組みも進めている。(写真は長野市のデリシア更北店)