ファーストリテイリングが過去最高益を達成し、25年度の出だしが好調だ。

 2025年8月期第1四半期決算は、売上高が8951億円(前年同月比10.4%増)、営業利益が1575億円(7.4%増)、純利益が1319億円(22.4%増)の増収増益。いずれも同期間としては過去最高となった。

 岡﨑健取締役グループ上席執行役員CFO(冒頭写真)は、1月9日開催された決算説明会で、「中国大陸のユニクロ事業やジーユー事業の売り上げが伸び悩む中でも、グループ全体で大幅な増収増益を達成できた」と説明。9〜11月は国内ユニクロが牽引、収益柱の多様化がグループの売り上げを支えた。

 売り上げの過半を占める海外ユニクロ事業の売上収益は5017億円(13.7%増)、営業利益は835億円(同7.4%増)と増収増益。東南アジア・インド・豪州地区、北米、欧州は、大幅な増収増益と、好調な業績が継続している。一方で、24年度上期から陰りを見せていたグレーターチャイナは計画を下回り、ここが最大の課題だ。

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