ファーストリテイリングは3月10日、ユニクロのロシア事業の一時停止を決めた。ロシアのウクライナ侵攻を受け、「現在の紛争を取り巻く状況の変化や営業を継続する上でのさまざまな困難から、事業を一時停止する判断にいたった」としている。ユニクロはロシアで45店舗(2021年8月時点)を展開している。

 ウクライナ侵攻を受け、ファーストリテイリングは3月4日、国連難民高等弁務官事務所からの要請を受け、ウクライナとその周辺地域での緊急人道支援活動に対し、1000万ドル(約11億5千万円)の寄付を表明。あわせて、ユニクロのヒートテック毛布、ヒートテックインナー、エアリズムマスクなどの衣料品計10万点、国内のユニクロ店舗で回収したリサイクル衣料の防寒着など10万点を避難民に提供する予定と発表していた。