ファミリーマートは、多機能型床清掃ロボットのモニターと店内のデジタルサイネージを連動させた商品訴求の実証実験を10月中旬から開始する。

 同社では、省力化の観点から自動走行の多機能型床清掃ロボット(ポム)の店舗への導入を進めている。ポムには、基本の清掃機能に加え、小型モニターと陳列スペースを備えている。今回の実験は、店内のデジタルサイネージ(FamilyMartVision)で放映されている商品告知と同様の動画をポムのモニター投影するとともに、該当商品をポムの陳列スペースにも乗せ、店内を回遊させることで、商品の訴求力を高め、購買につなげるのが狙い。 

 今回の実験で売上効果を検証するとともに、対象商品の拡大や投影期間などを検討し、ポムの機能を向上させていく。なお、実験は、26都府県約60店舗で順次開始する。