ファミリーマートは9月17日から「背徳飯(はいとくめし)」をテーマにしたキャンペーンをスタートする。背脂、にんにくなど罪悪感がありながらも、やみつきになる食材をふんだんに盛り込んだ弁当、おむすびなど計8品を投入する。健康志向の一方で高まる、心の満足やストレス解消を食で満たす消費者心理にアプローチし、20~50代男性を中心に誘客を図る。
期間は10月7日まで。キャンペーン向けに開発した商品は、ボリューム感の打ち出しに加え、7つの“背徳食材”(背脂、バターソース、にんにく、から揚げ、玉子、マヨソース、チーズ)を使用することで、食欲をそそる仕立てとした。
例えば「まるごと煮卵むすび」は、煮卵を丸ごと一個入れ、背脂にんにく入りマヨソースをトッピング。「大盛ご飯!タルタルから揚げ&にんにく豚焼肉丼」は、300gの大盛ご飯に唐揚げと豚焼肉をダブルでのせ、フライドガーリックを添えた。
ファミマはこれまでにも「40%増量作戦」キャンペーンなどを始め、ボリューム感のある商品の展開で実績を積み上げてきた。また、過去に発売した“背徳食材”を使用した商品群もお客の反応が良かったことを受け、今回「背徳」をテーマにしたフェアとして打ち出すことを決めた。
マーケティング本部 メディア&プロモーション改革推進部の橋本剛部長は、「インパクトの強い見た目・ネーミングの商品は、Xを始めとしたSNSをきっかけに火がつくことも多く、話題にしていただける」と分析。「健康軸の商品開発には引き続き取り組みながらも、こうしたファミマならではの尖ったイメージの商品を品揃えすることで楽しみを提供していきたい」と語った。
なお、期間中の目標について、商品本部 デリカ食品部 調理パン・調理麺グループの笠原真輔マネジャーは「米飯などの対象カテゴリーで前年比1割の売り上げアップを目指す」とした。
以下はキャンペーン商品の一例。