ファミリーマートは2月13日、ソースインタイプの新商品「タルタルソースinファミチキ」を発売する。
ファミチキはファミマの全商品の中で売り上げ数量1位の看板商品だ。今回、発売17年目で初の液体ソース入りの商品となる。
ラインアップは「タルタルソースinファミチキ」(税別230円)、「タルタルソースinクリスピーチキン」(同175円)の2種類。ソースの味付けはチキンと合うすっきり爽やかな酸味のある仕立て。揚げた際にソースが飛び出る、衣が焦げるなどのトラブルや、風味の変化を抑えるべく工夫を凝らし、通常のチキン商品の2倍以上の試作を経て完成に漕ぎつけた。
商品本部の木下紀之FF・スイーツ部長(冒頭写真左)は、「通常のファミチキのメイン購入層は30~40代。しかし昨年発売した限定味(サワークリーム&オニオン味)は20~30代の購入割合が多かった。今回の新商品でさらに若年層を取り込んでいきたい」と意気込む。
新商品の押し上げにより、展開期間中のFFの売り上げは前年比1割増を見込んでいる。
2月7日に行われた発表会には、新商品のテレビCMにも出演する女優の八木莉可子氏(冒頭写真中央)が登壇し、食リポやクイズに挑戦した。八木氏は「ソースとチキンがベストマッチ。ファミチキとクリスピーチキンでも味わいが違うので食べ比べてみてほしい。今度はぜひハニーマスタードソース入りにチャレンジしてほしい」とコメントし、会場を沸かせた。
ファミチキは2006年の発売から10年間はワンフレーバーのみでの展開だった。16年から限定味の発売を始め、7年間で約30種類のフレーバーを投入してきた。木下部長は「今回のソース入りの発売を『ファミチキ3.0』と位置付ける」と語り、今回の新たな発想を取り入れた第2、第3の新商品も今後開発していく意向だ。