ファミリーマートは10月2日、今期末までに2000店のイートインスペースを売り場に転換することを明らかにした。コロナを経て一部店舗でイートインスペースの使われ方が変わったと見ており、売り場にすることでさらなる日販の引き上げに努める。

 すでに8月から数百店舗で実施している。テーブルと椅子を撤去して棚を2~3台置き、衣料品やトイレットペーパー・洗剤など約100~150品を増やす。特に都心の狭小店ではこれらのカテゴリーが十分に扱えていなかったことから、棚を増やすことで品揃えを拡充する。この施策により、実施店舗では3年後をめどに5~7%の日販引き上げを目指す。

 ファミリーマートの国内店舗数約1万6000店のうち、イートインスペースがあるのは約7000店。まずは今期末までに2000店を改装し、結果を検証したうえで今後の展開も検討するとしている。