イトーヨーカ堂がネットスーパー事業から撤退することが10月10日、明らかになった。
来年2月で現行の店舗出荷型、センター型の両方から撤退する。昨年稼働した神奈川・新横浜センター(写真)、今夏に稼働予定だった千葉・流山センターの稼働もやめる。これに伴い、2025年2月期中間期に事業関連損失として458億円の特別損失を計上した。
撤退の理由は収益化の見通しが立たなかったため。現在約80店舗で展開しているOniGO(オニゴー)による商品配達サービスで補完する。24年2月期のネットスーパー売上高は291億円だった。
一方で、ヨークを含むスーパーストア事業内で新たなお届けサービスを検討中。これまでの課題を踏まえた上で、収益化できるモデルの構築を目指す考えだ。