スギホールディングス(HD)は今年2月、タイの石油公社(PTT)の子会社で小売りや飲食事業を手がけるPTTオイル・アンド・リテール・ビジネス(OR)とヘルス&ビューティケア事業で業務提携を結んだ。これによりORは「シンプル・イージー・エブリースキン」をコンセプトにした小売店「ファウンド&ファウンド」をオープン。9月現在、バンコク都内と近郊に3店舗を展開している。
タイ人、特に自認を含む女性は東南アジア内でも美意識が高く、街中には美容専門クリニックも多い。タイは古式マッサージを始めとした伝統医学が根づいており、その中で漢方薬に似た天然の香草で構成される医薬品、スキンケア用品は日常的に利用される。ドラッグストアも多く、欧米系も進出する中、近年は日本の「マツモトキヨシ」や「ツルハドラッグ」も多店舗展開している。