ウォルマートが、移動型店舗で自社のアパレルを販売するスタイルツアーをロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、ダラスなど全米40以上の都市で開催中だ。
ツアーは9月6~8日にシカゴで開催された世界最大級のフードフェスティバル「テイスト・オブ・シカゴ」を皮切りに、10月末まで全米を巡る予定。来場者は個別のスタイリングアドバイスやパーソナルカラー分析を無料で受けられる。イベントに参加できない人のために、通販サイトやアプリでも同様のアイテムが購入できるようになっている。
イベント参加者は、多くの特典や体験を楽しむことができる。まず、#WalmartFindsというコーナーで、厳選されたウォルマートのファッションアイテムをQRコードで簡単に購入できる。スタイリングの専門家による最新のファッションに関するアドバイスを受けることもできる。
また、トレンドのパーソナルカラー分析を無料で体験でき、自分に最も似合うシーズンカラーを見つけることが可能。さらに、イベント限定プレゼントとして、パーソナライズされたリップスティックやトートバッグ、秋をテーマにしたキャンドルなどの限定アイテムが用意されている。
ウォルマートは「ファッションの民主化」を掲げ、高品質アイテムを廉価で提供することに力を入れている。ツアー会場では、ウォルマートのクリエイティブディレクター、ブランドン・マックスウェルが手がける「Scoop」や「Free Assembly」の最新コレクションが紹介される予定だ。
ウォルマートのブランド体験・パートナーシップ部門のグループディレクター、キム・トゥニック氏は「このツアーは、お客様の身近なイベントでファッション体験を提供する初の試みであり、ファッションの楽しさと利便性を一度に届ける絶好の機会だ」と述べている。
日本のスーパーが現状取り込みきれていないファッション分野だが、ウォルマートはここでも先進的な取り組みで囲い込みを強めている。